つくるものに最適な
「設備×条件」を見極める
一般的に「生産技術」と言えば設備のメンテナンスやトラブル対応をする職種をイメージされるかもしれませんが、正和製菓では設備を調整することで製造工程そのものを管理する役割を担っています。例えば、おなじ「切る」や「焼く」といった工程でも、そこを通す生地の厚みやサイズによって用いるべき設備や条件は異なります。そのなかでメーカーと相談しながらベストな工程を見極め、品質を守っていくのが生産技術です。だから設備を設定して終わりではなく、生産したものがきちんと規格におさまっているかという確認まで行います。生産技術は言うなれば、メーカーと自社の生産部とのつなぎ役なんです。
品質を守るためには
冷静な対応が不可欠
たとえベストな設備、ベストな条件を決めていたとしても、操作をする人間がその通りに行わなければ意味がありません。また、工場はすべて自動化されているわけではなく必要に応じて手作業による工程も設けているため、品質を守るためには設備だけでなく「人」の管理も必要となります。指示書どおり、設定した条件どおりに作業してくれているかをチェックし、守られていないのであればきちんと正していく。ドライだと思われることもあるかもしれませんが、品質を守るためには冷静に対処することが必要だと考えています。今は工場内に設備が導入されてからスタートする案件が多いですが、上司のように工場のレイアウトやエアー、水、電気などの設定からできるようになりたいです。